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2006年09月25日

第4章 黄泉(よみ)返りの森 怪物ミノタウルス(3)

復習する


「サスケ君はとても落ち着いていたけど、怖くなかったの。」
 「そりゃ、ミノタウルスの顔を見たときはとても怖かったよ。正直な話。」
 「だよね。あの大きさだし。風貌も凄いもんね。」
 「でもね、九字法の印を切ったら、不思議と落ち着いてきたんだよ。」
 「忍術って、凄いんだね。」
 「サスケさん、私にも教えてよ。」
 「結構大変だよ、忍術って。」
 「平気よ。」
 「それじゃあ、浜に戻ったら基礎的なことを教えてあげよう。」
 「本当。わあ、うれしい。」
 そんな会話を続けながら、一行は森の奥へ奥へと進んでいった。
 時々、絶滅動物や絶滅植物を見かけたが、一行は大して驚かなくなっていた。
 それほど、頻繁に絶滅動物が現れるので、彼らの感覚も麻痺してしまったようだ。
「僕、思ったんだけど、黄泉返りの森って、蘇えりの森じゃないか?」
「絶滅動植物が蘇える森だよね。」
「神話の生き物もいるわ。」
「そうだよね。」
「神話も蘇えっちゃうのかしら。」
「もしそうなら、ミノタウルスさんもクレタ島に帰れるかもしれないな。」
「なんかおぼろげに見えてきたぞ。」
「だから、ヤタガラスも出てきたのか。」

一行は立ち止まり、それぞれの考えを述べ合った。
「それじゃあ、光のへそ伝説はどうなんだろうね。」
「例の『光のへそが天の岩戸を開く』というやつだよね。」
「そうそう、それだよ。」
「天の岩戸が開くと大洪水が起きるんでしょう。アドルフさん。」
「そういわれているんです。」
「天の岩戸がこの森の中のどこかにあることは間違いないようだ。」
「島に残っている古地図には、『恨みの滝』という所があります。」
「恨みの滝ですか。」
「恨みの滝に行けば何か判るかも知れませんね。」
「そうだね。」
「恨みの滝はここからまだ遠いのですか。」
「そうですね、距離的にはそれほど遠くはありませんが、何しろこのジャングルですからね。順調に行って、4~5日は掛かるでしょうね。」
「後4~5日か。判断に迷うな。」

怪物ミノタウルス(4)へ続く


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